COLUMN

冬の街並み~イルミネーション~

H I

HI(ディレクター)

冬の定番といえば、幻想的な光で街を一気に冬の装いに変化させるイルミネーション。
都内のイルミネーションポイントには多くの人々が集まります。

ちなみに都内のイルミネーション人気ランキングBEST3は、
1.カレッタ汐留
2.東京ミッドタウン
3.六本木ヒルズ

だそうです。

いまでは自宅の外装(ベランダや外壁)にデコレーションをしてイルミネーションを楽しむ家庭も増えていますね。

さて、ここでみなさん気になるポイント!
イルミネーションをあれだけ点灯させているのに、電気代はすごいんじゃない?
こんなことを思ったことありませんか。

暖房などで電気代がかかる冬の時期に、イルミネーションで電気代を
膨大に消費するなんて環境破壊ではないかと私は思っていました。

そして、ちょっと調べてみました。
イルミネーションで使用している電球は一般的に「防水LED電球」というものを使用しています。
これは大体ですが、100球あたり1時間約6Wだそうです(もちろん電球によって差はあります)。

例えば100万球使用しているイベントだと、60000w(60kWh)という計算になります。
点灯時間を17:00~22:00までとして、点灯時間は5時間。一日の電気量は(300kWh)となります。
電力会社によりますが、1kWhあたりの電気料金は約19円05銭ぐらいなので大体100万球を5時間点灯して5,715円という計算になります。

これを開催期間の合計日数でかけると期間内の電気代がわかってしまうんですね。
例として・・・70日開催として「400,050円」となります。

計算式にすると

消費電力(kwh)×点灯時間(h)×従量料金(kwh)×開催期間(day)
ということになりますね。

思ったより、料金が発生していないことに驚きました。

それなりの電気代がかかるイルミネーションイベントでも、LED電球を使用することで
かなり電気代を抑えることができることに、正直驚きました。
環境に配慮しながら、多くの人に感動と驚きを与えてくれることを知りイルミネーションの見方が変わりました。

10~100万球あればかなり良質なイルミネーションが完成します。
主催者はコード購入など別途多額な費用はかかりますが、現在は電気代が安い事から、地域起こしや街の活性化のために突飛なイベント・大型施設の建設などよりもイルミネーションを選ぶ自治体も少なくないようです。

何気なく通り過ぎてしまう日常を、ちょっと違う視点で見てみることも良いのではないでしょうか。

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